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私が愛した極悪キャラクターたち

その16 マモー

マモウ

 
「ルパン三世」

マモー登場作品

タイトル
1978年
ルパン三世(劇場版第一作)

こ の作品には、本編外では、「ルパンVS複製人間」と言うサブタイトルが付いています。

 人気アニメ「ルパン三世」には、多数の悪役キャラが登場しますが、その中でも特にお気に入りを一人選べと言われますと、テレビ放送版 に出てきたキャラではなく、やはり、劇場版第一作に客演した、このマモーと言う事になります。
  マモーは、名前も、テレビ放送版に出演した強豪タイムトラベラー・魔毛狂介と同じであり、初出現時も、空から光り輝いて降臨すると言う、まるでタイムマシ ンを彷彿するような現われ方をしますが、その正体は、タイムトラベラーよりも、もっと奇想天外なSF的怪人だったのでした。ちなみに、この「マモウ」とい う名称も、語源は、地方における「化け物」をさす方言だったのではないか、と私は睨んでいます。
 この映画作品は、テレビ版の「ルパン」の方も ずっと欠かさず見ていたから、(テレビで放送された時に)その流れで見ただけの話だったのですが、何の予備知識もなく拝見したところ、予想外に面白くて、 びっくりしてしまったものでした。あらためて、劇場で鑑賞したかったと悔やんでしまったぐらいです。学生時代は、この「ルパン三世」劇場版第一作を、 「キャリー」「ピンク・パンサー3」と並べて、私の一番好きな映画ベスト3にと掲げていたほどであります。
 この劇場版第一作(内容が分かってし まうので、現在、一般使用されている副題「ルパンVS複製人間」は、私は好きではない)は、単純に、マモーのキャラや設定だけが秀逸だった訳ではなく、 「ルパン三世」という作品として考えても非常に完成度が高く、レギュラーキャラそれぞれにもしっかりとした見せ場があり、主役のルパン三世は、冒頭で本職 の泥棒の方の腕前もきちんと披露しますし、マモーと戦う理由が「女を盗むため(峰不二子を取り返すため)」というのも、うまく本来の基本設定を踏襲してい ます。(マモーは全世界規模の悪者であるにも関わらず、それに挑むルパンの理由が個人レベルと言う価値観の違いがイカすのです)石川五ェ門の名言「またつ まらぬものを切ってしまった」の初使用も、確か本作のはずですし、次元大介にも、さりげなく、最初のマモーを早撃ちで倒す活躍シーンがあります。のちの映 画やテレビスペシャルでは、ゲストヒロインが必ず出演するため、影が薄くなりがちの峰不二子も、本作では唯一のヒロインとして、「マモーに選ばれた世界最 高の美女」という、まさにヒロイン冥利の役回りです。そして、何よりも、銭形警部が優遇されていて、各所で名警部ぶりを発揮する上、最後の最後に、マモー さえ倒したルパンをついに逮捕すると言う快挙もなしとげるのでした。(ラストに流れる「ルパン音頭」が、演歌でありながらも、これまた、妙にいい味を出し ている!)
 もちろん、ストーリー展開の方も、ムダがなく、次第に盛り上がってゆく仕組みで、メチャクチャ楽しいのです。マモーの組織は、まさに 世界規模の巨大さであり、ルパンたちがいくら、その尖兵を倒しても、入れ替わり新手が出現します。マモー自身も、中盤であっさり死んだかと思われたのに、 さらに何度も登場し、最後の最後のしつこさは、まるで「宇宙戦艦ヤマト2」の白色彗星帝国みたいです。(笑)
 「ルパン三世」なんてガキの見るアニメだと思っている輩も多いかもしれませんが、本作は、決して見て損はない、面白いアニメのお手本のような秀作なので あります。
  余談ですが、最後に出てきたマモーの巨大な脳みそ。脳細胞は、圧迫されないと、いくらでも大きくなるらしいので、長生きしたマモーの脳髄があんな風に大き くなってしまう事は決してデタラメでもないみたいです。(それにしても、劇場で途中入場して、あの脳みそが宇宙を漂ってるシーンを最初に見ちゃった人は、 劇場を間違えたんじゃないかと焦ったんじゃないかしら)

 

 

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