スタッフ・インタビュー

「まぼろしの少女 影子」  (原作)

 あぬりと氏が私を書いたのは、今から20年以上も前の話で、当時はまだ本格的な特撮ものの主役変身ヒロインと言うものは存在しませんでした。脱皮と言う変身方法や、必殺武器がムチと言うあたりも特殊であり、あぬりと氏があらゆる面で新しいタイプの特撮ヒーローを創造しようと目論んでいた事がうかがえます。今では、特撮ヒーローものも広く世間に受け入れられた存在となり、変身ヒロインと言うキャラクターも珍しいものではなくなりました。ノストラダムスの1999年人類滅亡予言をベースにした私も、すでにレトロな存在となってましたが、基本設定だけは生かして、ミレニアム向けに内容を大きく換骨奪胎した「秘密美少女ドクガール」は、非常に現代風で、なおかつノスタルジックな作品に仕上がったのではないかと思います。いつの日か、私の第二部である「UMAハント」もリメイクしてもらえるようでしたら、とても嬉しいです。

一口質問箱

Q「秘密美少女ドクガール」のみの設定で気に入っている部分は?
Aバルと言うオリジナルキャラは、なかなか面白い導入だと思いました。後半、影子にノートパソコンを持たせたのも、とてもモダンな発想ですよね。

Performa 5220  (制作)

 あぬりと氏と私が出会ったのは、1996年のことです。もともと、あぬりと氏は仕事で使用するつもりで私を購入したらしいのですが、当時としては、私はPerformaシリーズでは最高レベルにあたるマッキントッシュでした。結局、あぬりと氏は家庭内にパソコンの仕事を持ち込むような職場からは離れてしまい、私はむしろ彼の趣味の為に利用されるようになっていきました。それまでのあぬりと氏は、自作小説をノート類に書き込んでいたのですが、私と関係を持ち始めてからは、全て私の中に書き込むようになりました。「秘密美少女ドクガール」も、そうした一編で、ただの小説(シナリオ)ではなく、ホームページで公開する事も念頭にいれて、イラスト類も大量にまじえた力作にと仕上がっています。なお、ホームページへの諸作品のアップロードも全て、私が担当しており、あぬりと氏は今でも私の事を愛用してくれています。

一口質問箱

Qあぬりと氏の二台めのパソコンとの役割分担はどうなってますか?
A向こう(ウィンドウズのノートパソコン)は、もっぱらネット観賞用です。向こうの方が新しいので、モデムの速度も早いんですね。(苦笑)

 

Jedit   (シナリオ)

 私は、マッキントッシュ専用のテキストエディタで、あぬりと氏にはとても重宝していただいております。マッキントッシュ用のテキストエディタとしては、SimpleTextも存在しますが、枚数を決めたシナリオなどを書く場合は、諸機能が装備された私の方が使いやすいようなんですね。もちろん、「秘密美少女ドクガール」のシナリオも、全て私の手で作成されました。「秘密美少女ドクガール」は、実質25分のドラマと言う設定なので、シナリオとしては200字詰め原稿用紙50枚分の長さと言う事になります。しかし、あぬりと氏は、あえて私の横幅を40文字分として、大体、300行前後のシナリオを執筆します。これで、どうやら、200字詰め原稿用紙50枚分にうまく一致するらしいんですね。それ以前にも、多数の作品をあぬりと氏と共同制作してきました。過去のノート書きされた作品のパソコンデータ保存計画などにも協力しています。

一口質問箱

Qあぬりと氏が最初にパソコンで書いた作品は何ですか?
A実は、私は使用されていません。ワープロソフトのEGWORDで作成された「影の少女 rewrite」です。ただし、EGWORDの使用は、この作品のみです。

Dreamweaver 2J  (編集)

 実は、あぬりと氏はパソコン教室に通っていた時期があって、その時、私は彼と出会いました。数多いホームページ作成ソフトの中から、あぬりと氏が私を選んでくださった理由は、どうも、私の持っている機能の一つ、タイムラインを気に入ってくださったからみたいです。事実、あぬりと氏と私の最初の共同制作WEB作品「あそぼーヨ!」では、タイムラインがフル活用されています。「秘密美少女ドクガール」は、正攻法の「読む」作品である為、タイムラインはほとんど使用されていませんが、代わりに、WEB本来の複雑なリンク構築などで、私は大いに手腕を振るわせてもらっています。現在では、あぬりと氏の作成しているホームページは、全て、私の方で編集させていただいております。これからも、楽しいホームページを皆さんに提供していけるように、あぬりと氏の片腕として頑張っていきたいと思っています。

一口質問箱

Qタイムラインとは一体、どんな機能なのですか?
A簡単に言えば、アニメーション機能です。GIFアニメなどに頼らなくても、画面全体が動く(変化する)WEBページを作成する事ができます。

Fireworks 2  (画像作成)

 あぬりと氏は、最初、パソコンで画像やロゴを作成するにあたり、Adobe IllustratorやAdobe Photoshopを使用していたらしいのですが、GIFやJPEG形式に変換すると、色が変わったり、モアレが生じる問題で悩み、Dreamweaverを正式購入するにあたって、思いきって、私も一緒に参入させてくださいました。もともと、私は、Dreamweaverとは兄弟関係のようなWEB向けグラフィック作成ソフトでしたので、ホームページ用画像を作るのは、まさに専門だったのです。現在では、あぬりと氏は、私の事をたいへん気に入ってくださり、WEB用以外の画像を作る時すら私を使用してくださいます。もちろん、「秘密美少女ドクガール」のイラスト、ロゴ類は全て、私が担当しました。特に、エフェクトを使用した立体感ある画像作りを楽しんでくださっているみたいです。面白い使い方に、これからも協力していきたい次第です。

一口質問箱

Q画像作成にあたり、困った話とかはありませんか?
A実は、私が作動するには、かなりのメモリを使用します。その為、私が行動中は、他のソフトはパソコン上では一緒に活動する事ができません。

Apple ビデオプレーヤ  (資料提供)

 あぬりと氏は「秘密美少女ドクガール」の各種イラストを作成するにあたり、主に「フォト満タン」と言う画像素材集を使用しておりました。しかし、それだけでは、どうしても欲しい画像素材が揃わない為、時には、ネット上から他サイトの画像を拝借する事もありましたし、書籍類から写真をスキャナーで取り込んだりもしていました。さらには、映画やテレビ番組の画像を失敬する事もあり、その時こそ私の出番でした。私は、もともと、あぬりと氏のパソコン、Performa 5220に最初から付属していた基本ソフトの一つで、あぬりと氏がPerforma 5220を選んだのは、そもそも、テレビ画像をパソコンに取り込みたいからでもあったのです。そんな訳で、「秘密美少女ドクガール」のイラストに限らず、テレビ画像を必要とする時は、いつも私が大活躍しています。あぬりと氏のCS番組紹介やゲーム戦記のページなどでも、私の貢献度は大きいです。

一口質問箱

Q「秘密美少女ドクガール」では、どんなイラストを手伝いましたか?
A「要塞の中の影子」や未来都市アガルタなどの空想建築をはじめ、バキューンの乗っていた巨大ロボットの都市背景、あれも、実は、私の提供画像です。

 

 <特別座談会>
助演キャラ大集合!「ドクガール」を大いに語る

 

ひさお 間野ひさお
影子のおば。妖艶な悪女役を得意とする。
「影の少女」をはじめ、多数の作品で影子とは共演。
永山
永山政彦
主人公の協力者から通行人までこなせる名脇役。
出演作は「影の少女 rewrite」「シュテン」など。
球異 球異定男
固定ファンの多い、コミカルな探偵キャラ。
参加作品は多いが、「笑う黙示録」でブレークする。
下子
下子洋平
勤勉な若者や、真面目な友人役などが多い。
「影の少女 rewrite」でも、正一の友人役を好演。

――皆さんは、いつごろ「秘密美少女ドクガール」への出演が決まりましたか。
球異「おいらは、『笑う黙示録』に参加してた頃、すでに声を掛けられてたよ。ただ、その時はまだ、『ドクガール』を本当に独立した完成品にしようという話は、半分ジョークだったみたい」
ひさお「球異は、何だかんだ言っても、作者や読者のお気に入りだもんネ。作品化が確定すれば、ジョークだろうが何だろうが、絶対に出してもらえるわよ。私の場合はどうだったかしら。私は影子の保護者だし、原作の『まぼろしの少女 影子』にも出演してたから、『ドクガール』の制作がはっきりした時点で、参加はもう決定だったんじゃないのかしら」
永山「オレのレギュラー入りは、ぎりぎりまで決まらなかったような気がするな。オレは『まぼろしの少女 影子』にも出てたけど、1話っきりのゲスト出演だったんだよね。それを大胆アレンジして、こんなオイシイ役に変えてもらえて、ほんとラッキーだったと思うよ」
下子「僕もそうだね。僕は『まぼろしの少女 影子』の方にはゲスト出演すらしてなかったキャラクターなんだから。最初にアヤちゃんのセミレギュラーが決まってさ、そのお供役って事で、僕が選ばれたんだよね。『ドクガール』レギュラー陣では、僕が一番最後に配役が決まったのかもしれない」
ひさお「確かに、今回は、下子はめちゃめちゃ恵まれてるわよ。太田や正一くんは『まぼろしの少女 影子』ではレギュラーだったにも関わらず、『ドクガール』では1話っきりのゲスト出演だもんね」
永山「下子はさ、その、あんまり特徴のないところが良かったんだよ。地味だから、ガキのお守り役ってのがピッタリだったんじゃないの?」
下子「ひどい言い方だな(苦笑)
球異「でも、おいらも、『まぼろしの少女 影子』じゃ、第二部の『UMAハント』の方のレギュラーで、第一部の方には出演してなかったんだど。おいらも、すごいラッキーなのだ!」
ひさお「そうね。球異が参加して良かったわよね。作品のムードが原作とはだいぶ変わって、かなり明るくなったものね。私はと言えば、原作とまるで同じ役回り。途中でプリンスに撃たれて、降板しちゃうところまで、そのまんま」
下子「ひさおさんは今回も悪い役でしたもね」
ひさお「こらー、作者!たまには、いい役、やらせろー(笑)
永山「そー言えば、ひさおってさ、なんで、女のクセに頭が坊主なの?」
ひさお「いきなり失礼ね。あんただって、髪の毛ないじゃない(苦笑)
永山「オレのスキンヘッドは、戦う男の勲章だよ」
球異下子「なんじゃ、そりゃーーー(笑)
(作者注・ひさおが坊主頭なのは、デビュー作が尼僧役だったからです)
ひさお「でも、永山は、本当にオイシイ役だったと思うよ。野民ハンターだったっけ?」
永山「”さすらいの”野民ハンターだよ(笑)
ひさお「そう。ある意味、主役でもおかしくない設定だもんね」
球異「えー!おいらだって、さすらいの私立探偵だったど」
下子「お前は、ただのヘボ探偵だよ(苦笑)
ひさお「それそれ!球異と下子は、いつも、漫才みたいなやりとりをしてたよね」
下子「だって、球異って、ほんとにアホみたいな奴なんだもん」
球異「下子!それは誤解だぞ!」
永山「いいや。オレの方が、球異との共演歴は長いけど、下子の言う通りだ」
球異「皆、ひどいぞお(苦笑)
――まあ、球異さんは皆から愛されてる訳で、だから、からかわれやすいのでしょう。最後まで生き残ってほしかったと言うファンの声もあったとか。
ひさお「確かに。『ドクガール』じゃ、レギュラーがことごとく死んじゃったものね。永山も、下子も」
下子「ひさおさんも死んだんでしたっけ?」
ひさお「私は、宇宙に去ってゆくという終り方よ。でも、あのまま死んだのかも」
下子「レギュラー陣を全滅させるのは、なんでも、最初から作者が企んでいたオチだったとも聞くけど」
永山「ひでー作者だな(苦笑)
球異「おいらは、死んでも、何度でも生き返るど」
ひさお「これこれ。仮に『ドクガール』の続編が作られたとしても、もう、あんたは出られないわよ」
球異「それなら、死んだ球異探偵の双子の弟って役で」
永山「わー、ずるい!だったら、オレも、死んだ永山二佐と生き写しの軍人役で出てやる!(笑)
下子「おまえら、そんな事ばっかり言ってるから、皆からバカキャラ呼ばわりされちゃうんだぞ(苦笑)
――ここで、ビッグニュースを一つ。現在、作者の方で「ドクガール」の懐古的新作を書く計画が進んでいるそうです。
ひさお「それって、ほんと?懐古話にするなら、死んだ皆が出られるじゃない」
下子「やったね!作者も、なかなか話が分かるじゃないか」
球異「でも、何度、新作が書かれても、下子は地味なままなのだ」
下子「うるせーやい(苦笑)
永山「新作話があるなんて良かったな。それなら、他の連中ともまた会えるよな」
ひさお「どんな話になるかは分からないけど、その際には、また、皆さん、よろしくね」
下子「では、まだまだ話は尽きないけれど、今日のところは、これでおひらきとしましょうか」
球異「球異探偵は永遠に不滅なのだ(笑)

(2005年11月9日・Performa 5220上にて収録)


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