12、影 子の趣味

  「影の少女rewrite」では、影子は非常に多趣味な少女として描かれていますが、これもまた、過去の作品で、影子が披露した趣味・特技を一堂に集めた 上、ストーリーの伏線に関わってくるような趣味も付け加えた結果なのであり、オリジナル版の「影の少女」の時点では、影子に与えていた趣味は「ピアノ」だ けでした。
 現人類を制圧しようとする独裁者の影子が優雅にピアノを弾くシーンを描きたかったからでして、イメージの元ネタとしては、「ピンクパ ンサー3」や「ルパン三世」の1エピソード「ルパンを呼ぶ悪魔の鐘の音」(62話)のラビーナなどがありました。また、当時、歌手の高田みずえが「私はピ アノ」という歌を歌っておりまして、その影響もあったような気がします。
 なお、「ヒロインに何か小道具を持たせよう」という発想は、別に影子だけで終わったものではなく、先行するヒロイン・山精にはタロットカードを持たせて ましたし、のちのメジャーキャラ・光明寺りつ子(催眠術ラリー)は腹話術を隠れた特技としたりしています。
  話を影子に戻しますが、さまざまな作品で主演する影子には、ピアノ以外にも、独自の特技や趣味が増えてゆく一方となり、絵を描く才能は「狂気の銃」(「怪 奇地帯るなてっく」の1エピソード)や「ちゃいなかーど」内の挿入物語「冬のいなずま」で披露したもの、スプラッター映画好きは「パウチ」で見せた趣味 だったりします。水泳が得意と告白するのは「幻の少女 影子」などで、戦闘しながら泳ぐシーンが頻繁にあるからです。
  なお、影子の趣味・特技として「小説を書く」というものだけは、実は意図的に完全に外してあります。それは、作者の私とキャラがダブりすぎるのを恐れたゆ えの配慮でもあり、この「小説を書く」という趣味は、光城妖子や後藤なぎさと言った、別のヒロインたちにと付加させていただいております。
(補記・その後、最新作「ケータイ小説なんていらない」で、ストーリーの都合上、影子にも「いじめネタの詩やエッセイなどを書いている」という要素が付け加えられる事になりました)

 

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