23、「お嬢さま」の秘密

 「影の少女rewrite」では、影子はニックネームで「お嬢さま」と呼ばれています。何だか、皆から好意的にチヤホヤされてるのかと勘違いしそうですが、実は、皮肉を込めた悪質なあだ名です。
 いえ、最初は、おっとりとして上品で、人の良さそうな影子に捧げられた、善意的なニックネームだったのですが、アンチ影子の桐生たちが侮蔑の為の呼び方に転用してしまったのであります。
  そもそも、影子が「お嬢さま」「お嬢」などと呼ばれるのは、「影の少女rewrite」のみでの設定です。彼女が金持ち令嬢や上流家庭の一族などの役を演 じた事自体が、これまでの作品ではまるで無かったからです。(ただし、「影の少女rewrite」以後では、「秘密美少女ドクガール」で、社長の一人娘役 なども担当しています)
 「影の少女rewrite」における、影子の独特なあだ名として、なぜ「お嬢さま」を採用したのかと言いますと、これに は、作者の私の個人的な思い出につながってまして、昔、私が見たアダルトビデオの一本に「追跡ドキュメント 女子高生・放課後」と言うのがあったのです。 この中に、ドキュメンタリー風に映された「女子高生のイジメ」のエピソードがおさめられていて、そこで被害者役の女子高生が、いじめっ子たちにしきりに 「お嬢さま、お嬢さま」とイヤミで呼ばれていたのが、不思議と、心の内にこびりついていたのでありました。
 「お嬢さま」と呼ばれながらも、実際には悪質ないじめを受ける。そのギャップを私も拝借させていただいた次第です。

 

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