33、その後の清水の謎

 「影の少女」の中で、十分に説明されなかった裏設定が特に気にかかる人物の一人が、清水だったりします。
 正一の説明によると、作中で は、情けないいじめられっ子の側面しか見せなかった清水ですが、のちに生徒会長にまで成り上がり、その頂点として、不良やいじめなどを駆逐してしまう大物 になるようです。(おお、まるで眉村卓のSF小説「ねらわれた学園」のようだ!)これは、元いじめられっ子だった反動なのでしょうか。
 なぜ、彼はそこまで変わってしまったのか?こんな凡庸な男子生徒が、本当にそこまで変われるものなのでしょうか?
  実は、清水と言うキャラクターは、もともと作者(作品の支配者)の分身と言う事もあって、組織のリーダー(独裁者)役をはまり役にもしているのでありま す。生徒会長役と言うのも、十八番の一つでして、そういう経緯があったので、「影の少女」でも、のちに生徒会長になったと言う、未来の裏設定が付け加えら れたのでした。
 もっとも、元がアホキャラの清水ですので、彼が演じる生徒会長と言うのも、かっこいいと言うよりもお間抜けキャラ路線なのですが。
 さらに、「影の少女」の場合、清水が生徒会長になれた理由の一部として、さりげなく「現生徒会長(山精)から生徒会の運営をいっさい一任された」とも言及されてますので、どうも、清水がのちの生徒会長になったのは、このへんに秘密の事情があったような感じもしてきます。
  あの一癖ある山精と清水の間に、いかなる駆け引きがあったのでしょうか。推測してみますと、なんだか面白いストーリーが浮かび上がってきそうでもありま す。実際、もし、「影の少女rewrite」の続編が書かれる事があったとすれば、このへんの清水の権力主義生徒会とかも絡んでくるような内容になってい たかもしれません。

 

表題に戻ります