47、三人娘の末路

 桐生、爪田、大場のいじめっ子三人娘は、大多数の影子主演作で仇役として登場し、大半の作品で悲惨な最期を遂げてしまいます。「影の少女 rewrite」での末路は、桐生=発狂、爪田=殺害、大場=自殺、と言うものでした。実際には、他作品での末路も、およそ、これらのパターンに準じたも のとなっています。
 まず、デビュー作となるオリジナル版の「影の少女」で、 桐生と爪田は影子に超能力で殺され、残された大場は、自分も殺されるのではないかと言う不安からノイローゼになって、自分で先に自殺してしまいました。こ の「大場が自殺する」と言う展開は、かなり定型化されています。大場は、そのキャラ設定上、自殺と言う死に方がよく似合っているからです。
 続く、「恐怖教室」(未筆)及び、そのマンガ版である「校内砂漠」では、桐生のみが影子に殺害されて、それを目撃した爪田と大場は共に発狂します。しかし、「恐怖教室」を大きく脚色したシナリオ「ゼカリヤ!」では、桐生の死を見て発狂するのは爪田だけで、逃げた大場の方は「影の少女」パターンで自殺する事になります。
 大場が自殺したあと、その非業の死を受けて、影子への復讐の為に山精が動き出すと言う流れも、いくつかの作品での共通した展開となっています。
 「影の少女rewrite」での彼女たちの最期は、結局のところ、こうした過去作品群での彼女たちの末路を反復したものにすぎないのでした。そういう点でも、やはり、「影の少女rewrite」は影子作品の集大成となっているのです。

 

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