61、作者の飛び入り出演?

 第6話「それぞれの青春」に出てくるゲストキャラ・清水が私の分身的存在である事は、本編内後書きや「31、清水の存在の重要性」などでも説明しましたが、実は、それ以外にも、「影の少女rewrite」には、作者の私自身がしっかりと参加しているシーンがあります。
  登場人物の一人としてではなく、私の実名が「影の少女rewrite」の本文内にはさりげなく挿入されているのであります。かつて、スリラー映画の巨匠で あるヒッチコック監督は、自分の作った映画には、必ず1カットは自身もカメオ出演したと言われてますが、要するに、それと似たようなお遊びです。
 以前、「イトックシナキの緋色の深み」と言うシナリオ作品(主演は、光明寺りつ子の催眠術ラリー!)でも、作中に自分の実名を組み込むトリックは試みているのですが、今回は、もっと露骨にそれを実行してしまいました。
 映像と小説では、媒体が少し違いすぎるのではないかと指摘する人もいるかもしれませんが、推理・怪奇作家の都筑道夫は、一人称のマジメな小説の中に、ちょい役で「小説家の都筑道夫」を登場させるような離れ業もやっています。
 「影の少女rewrite」は、小説・文体の決まり事やパターンなどにとらわれず、私が自由な技法で書いてみた作品なので、こう言うカラクリが混ざっているのも十分にアリなのです。
 ちなみに、「影の少女rewrite」の大ファンだと言う人に、このお話をしましたところ、私の実名探しに挑戦し、法鬼栄一じゃないかと言いました。これは全くの不正解です。(笑)

 

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