70、影子はマック派?

 第12話「半陰陽」には、パソコンを動かしてみせる影子の事を山精が大げさに褒めて、影子が「母がマックを持っていた」と答えるシーンがありま すが、そもそも、この作品はパソコンが急速に普及し始めた1990年代なかばに書かれたものであり、当時あちこちで見られた、微笑ましい光景を何となく彷 彿させてくれる一コマとも言えます。
 では、実際の影子がパソコンは得意だったのかと言いますと、天才の彼女の事ですから、もちろん、パソコンぐらいはバリバリ使えたはずだろうと思われますが、それでも、コンピュータウィルスの「かくれんぼ」は、ドクターモアから貸してもらってたりします。
 影子の他の出演作品に目を向けますと、彼女がはじめてパソコンをいじっていた物語は「パウチ」で、パソコンオタクと言うよりも、新しいもの好きでパソコンを愛用していたような雰囲気が漂っていました。影子が本格的にパソコン通っぽくなってくるのは、「かげこのお部屋」からで、この作品では、スクールカウンセラーとして、学校内に自分のノートパソコンを持ち込んでしまい、インターネットの接続まで学校側に要請しちゃうような役回りでした。
 「秘密美少女ドクガール」の 後期から、影子は、ノートパソコン片手に日本中を旅するヒーローとして、完全に、パソコン少女としてのスタイルを確立する事になります。最新作「ケータイ小説なんていらない」でも、チャットをしているシーンがあるので、パソコンを使っているのは間違いなさそうですし、やはり、影子は常に時代の最先端に生き ている女の子なのでありましょう。

 

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