75、警察vsネットサミット

 第12話からは新たなる敵としてネットサミットが登場しますが、彼らはパソコン情報の回収を武器とした頭脳派組織でした。彼ら自身がその事を豪 語しているばかりではなく、その実績として、警察内で封印されていたはずの影子の桐生たち殺傷事件について、その全貌をしっかりと入手している事をそれとなく ひけらかしてみせます。
 そのせいで不安となった正一は、影子の正体が判明した時、その内容がネットサミットにもばれてしまう可能性を強く懸念し たのですが、その話をもちかけられた警察関係者とおぼしき法鬼医師は、あっさりと「連中のやっている事は、子供のお遊びにすぎない。勝手にやらしておいて も、我々は痛くもかゆくもない。大人の本当の力を見くびったらいけない」と言い返してみせるのでした。
 結局のところ、警察(大人)とネットサミットでは、どちらの方が勝っていたのでしょうか。
  影子の正体に関しては、確かにネットサミットは探り出しきれなかったようです。しかし、その理由の一つは、影子の正体の情報が、恐らくは警察や政府機関な どの分かりやすい組織で管理されていたのではなく、学会の黒幕と呼ばれる山井博士の独自の極秘研究グループ内によって保管されていたからだと思われ、ネッ トサミットもそれをあばき出すのに時間がかかったと言う事が考えられるでしょう。
 何と言っても、ネットサミットが警察内部の情報を簡単に盗み出していた事は事実なのです。その事を知っていたのは正一だけであり、法鬼医師はそのへんの実情も知らずにネットサミットを見くびるような発言をしていたのでした。
  だから、やがては影子の正体の情報もネットサミットに横流しになっていた可能性もあるのですが、その前に、影子が「かくれんぼ」を使って、ネットサミット のコンピュータ情報網を破壊してしまったので、警察対ネットサミットの優劣の決着はつかずじまいで終わってしまったのでした。

 

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