90、影子の運動能力

 第17話では、影子がいきなり鮮やかな投げ技を披露してみせて、暴力団のチンピラをやっつけてしまうシーンがあります。
 これは、元々は、オリジナル版の「影の少女」に、 影子が母親にムリやり柔道を習わされていると言うエピソードがあって、要するに、本来は、母親にもいじめられている影子の姿を描写したものだったのです が、「影の少女rewrite」では、むしろ積極的に取り込んで、影子の知られざる特技の一つと言う事にしてしまいました。
 最初の「影の少女」を書いた頃には、おとなしい女の子が強制的に柔道を習わされるなんて、いかにも不自然で、児童虐待っぽくも見えたはずなのですが、その後、「YAWARA!」などのヒットで、女子柔道が有名になり、それほどヘンな話でもなくなってしまったのでした。
  さて、それでは、実際の影子は、どの程度の運動神経の持ち主だったのでしょうか。「影の少女rewrite」を読み返してみますと、驚異的な垂直跳びとか もしていますので、かなり能力は高かったに違いありません。その一方で、きゃしゃで、おとなしそうな外見が災いして、スポーツ音痴のように思われていたの も事実でして、確かに、バトミントンなどの団体競技に加わった時は、あまり上手ではなかったみたいです。ただし、これは、影子に球技の素質がなかったと言 うよりも、集団行動(皆と連携プレイする事)が不得手だったからじゃないかとも言われています。
 「影の少女」を離れ、一人のキャラクターとしての影子を考えてみますと、たとえば、「影子ちゃんのミュータント宣言」でも、影子はバレーボールをした時に苦手ぶりを発揮しています。ただし、「秘密美少女ドクガール」な どでは戦うヒロインとして、沢山の怪人をやっつけてもいますので、格闘のセンス(個人で戦う場合)はそこそこにあったと言う事なのでしょう。結論的には、 影子は、スポーツが不得意だったと言うよりも、スポーツに限らず、他人と上手に協力しあう行為がうまく出来ないと言う事だったみたいです。

 

表題に戻ります