91、山井博士は空からやって来る

 第17話「本当に悪かったのは誰?」には、ついに本作最後の強力キャラ、山井博士が登場する事になります。オリジナル版の「影の少女」では、地球征服をあきらめた後の影子を襲う存在はエスパー軍隊だったのですが、「影の少女rewrite」だと、より素性のはっきりした登場人物にしようと言う事で、山井博士が起用された次第です。
 山井博士は、初登場シーンからして、軍用ヘリに乗って、空から降下してくると言う、派手な現われ方をしますが、これすらも実は元ネタがあって、元々、マンガの「影子ちゃんのミュータント宣言」で も、山井はミュータントの影子を追いかけ回すマッドサイエンティストと言う役回りだったのであります。この時の山井が、普段から巨大円バンを乗り回してい ると言う設定でして、この巨大円バンのイメージが、「rewrite」では空から降りてくる軍用ヘリにと反映されていたのでした。
 さらには、 「影子ちゃんのミュータント宣言」では、山井博士とひさおが兄妹だと言う設定の方もしっかりと生きてまして(とゆうか、「ミュータント宣言」から、二人の 兄妹設定は確立したのですが)、「rewrite」では拝む事の出来なかった強烈なツーショットも拝見する事ができます。
 山井博士が、影子の伯父(ひさおの兄)にして、影子の常連の宿敵という図式は、その後、すっかり定着してしまうようで、「笑う黙示録」「秘密美少女ドクガール」などの作品でも、山井はほとんど同じようなキャラ設定で影子の前に立ちふさがる事になるのでした。
 悪の黒幕のような存在、甲里博士と仲が悪い、と言ったディテールの方も、ほぼ、およその作品で共通のものとなっています。

「14、ひさおはなぜ死んだのか?」も参照のこと)

 

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