95、エ ンディングのオンパレード

 自称「見せ方見本市」小説である「影の少女rewrite」の最後の見本オンパレードが、最終話における「ラストで主人 公ないし重要キャラが(入水して)失踪した場合」のエンディング小ネタエピソードの数々です。「影の少女」で使用されたものを、ざっと並べますと、以下の ようになります。

  • 影子の衣服だけが海の中から発見される。
  • 影子は、孤島へでも逃げ隠れているのではないか、と想像する。
  • 影子が作ろうとした理想世界を、今さらながら肯定して、ぼんやり思いふける。
  • 夢の中に影子が出てくる。
  • 優しい仲間(山精)が「影子ちゃんが死ぬもんですか」と励ましてくれる。
  • 街角で、影子と同じ香水を嗅いで、ハッとするが、そこにいるのは全くの別人。
  • 影子のアルバムを見ながら、懐かしむ。
  • 昔のビデオテープの発見によって、思わぬ、影子との嬉しい再会。
  • 著名哲学者(ニーチェ)の名文をそれとなく引用。
  • 影子の代用として、影子になついていた子犬を飼いだす。
  • 主人公(正一)が、影子の事件を通して、学んだ真理を熱弁する。
  • 海に向かって、影子の名を叫ぶ。

 さすがに、これだけ何もかも詰め込んじゃいますと、エンディングが膨れ上がり過ぎて、全体の構成のバランスが悪くなって もいるのですが、元より「影の少女rewrite」とは、そのような作風の小説なので、それで構わないのです。

 

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