究極の謎3、「影の少女」の続編について

 作者としては、「影の少女rewrite」はさまざまな点で充実した完成度である為、続編を書けば、あきらかに続編の方が薄い内容になって、差 が出来てしまいそうなので、いっさい続編執筆の意志はないのですが、それでも、もし続編を書くとしたならば、そのストーリーは、主に、マンガの「影子ちゃんのミュータント宣言」からネタを流用したものにとなりそうです。
 と言いますのも、「影の少女rewrite」は、それまでの影子作品の集大成にするつもりだったのにも関わらず、「影子ちゃんのミュータント宣言」内の要素をいくつか混ぜそこねているからです。
 その一つが、第二のミュータント・ラリーと 言う存在。続編には、多分、彼女を登場させて、二人のミュータントが対決するみたいな物語になるはずでしょう。(続編に、主人公と同スキルの対抗馬が出て くるというのは、もはや続編の定型パターンなのであります!)なおかつ、ラリーは「影の少女rewrite」では、すでに西洋の三博士役の一人で登場して ますので、ミュータントにして西洋の三博士という、やや複雑な設定にもなりそうです。
 もう一つ、「ミュータント宣言」より転用したいと考えてい たネタが、正一とゆう子のほのかな恋愛と言う要素です。影子の友人であるゆう子は、「ミュータント宣言」を見た限りでは、どうも、ひそかに正一に恋心を抱 いていたような感じなのであります。影子と親しくしていたのも、正一に近づくきっかけが欲しかったからなのかもしれません。そんな訳で、このへんの三角関 係は、新作の「ミーちゃん千一夜」にも盛り込むつ もりなのですが、実は、「影の少女rewrite」の簡易リメイク版として考案していた「キャリーシュ(Carriesh)」のオチ部分にも使用予定でし て、影子が失踪後、彼女がどうなったのかにいち早く気が付いたのがゆう子の方で、影子らしき人物が外国で新興宗教の教祖におさまったらしいと言う情報をゆ う子は偶然にも知るのですが、横恋慕から、正一にはその事を教えてあげない、と言う結末を考えていました。
 アルファ波による強制的な人類支配を止めた影子が、代わりに、宗教を発足する事にして、あらたに長期計画的な人類征服を開始すると言う展開は、元より、「影の少女」のその後のストーリーとして、頭に描いていたものです。もともと、影子は、「ゼカリヤ」などの作品では、世紀末宗教エバのミコ役でしたので、宗教がらみのキャラになるのは必然なのであります。さらには、影子自身が、再臨した救世主(メシア)をイメージした存在だったと言ってもよいでしょう。
  他にも、本家「影の少女rewrite」内では、いくつも、作中登場人物のその後に関する言及(生徒会長になる清水、ネットサミットを宇呂子に乗っ取られ る山精、「不死身の永山」と呼ばれるようになる永山など)があって、続編でそれらが使われそうなムードも漂わせている次第です。

 

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